MTBと、ロードと、トラックと・・・
チーム最年少ながら今年で3年目となる寺田有希。4月から高校2年生になった。このインタビューをしたのはチャレンジロードの日。
「春休みは今日までなんです。宿題にまだ手が付いてなくて・・・ヤバイんです」
と、若干表情を曇らせる。それでも学校は楽しいと言う。
「勉強以外は・・・なんですけど」と付け足して、ちょっと首をすくめてみせた。
小学校入学前から、マウンテンバイク(MTB)に慣れ親しんできた寺田。ロードは小学校2年生の時、三重県四日市市で開催されている「四日市ジュニアロード」で準優勝し、面白さに開眼した。高校生になってからはトラック種目も始め、3種目の自転車競技に勤しむ。どれが一番得意か聞くと、MTBだと言う。
高体連登録をしているので、レースによってはオレンジ色のジャージで走る(2014年チャレンジロード)
「やっぱり、小さい頃からやってるのでMTBが一番得意です。走ってて楽しいですし、レース会場の雰囲気が好きなんです。夜にみんなでバーベキューしたりして、和気あいあいなところが良いですね」
では、ロードやトラックの面白さは何だろう?
「ロードは集団の中での駆け引きが面白いですね。先頭交代したり、アタックしたり、それを追いかけたり・・・その中に加わるのが楽しいです。トラックはタイムトライアルで良いタイムが出た時は嬉しいです。でも、ケイリンやスクラッチのように何人かで走る方が、ロードのような駆け引きがあって面白いですね・・・怖いですけど」
RGJに入るキッカケは、同世代の選手仲間に誘われた事。
「入りたいなって思ってたんですけど、自分が入れるのかなって自信が無かったので・・・」
加入してからは、チームメートの活躍に刺激を受けたり、いろんな人に応援してもらう事に嬉しさを感じる。
「チームメートの結果を聞いて、自分も高めなくちゃって思うようになりました。あとは、コミュニケーションがうまく取れるようになったかなって思います。人見知りなんで・・・。ファンの人達と話せるようになりましたし、応援してもらうと嬉しくて元気になります」