学んで自信をつけた2013年
昨年はシーズン開幕戦となった3月の幕張クリテリウムに出場し、先頭集団でフィニッシュ。実業団のベテラン選手達と走ったレースは、寺田にとって自信が付いたレースとなった。
「高校受験明けであまり練習も出来てなかったので、どこまでついて行けるが不安でした。最後まで遅れずに行けた事は自信になりました」
6月にはタイムトライアルの全日本選手権に出場。U−17クラスで2位になったが、「納得できない結果だった」と言う。
「タイムトライアルは初めてだったので、どう走って良いのか・・・初めから飛ばして行けばいいのか、後半にペースを上げた方が良いのかが判らないうちに終わってしまいました。練習方法とか、自転車のポジションとか、もっと事前に準備をしていれば、もっと良いタイムが出たかな・・・と思います」
他にも高体連の大会に出場。地区大会や高校選抜大会に出場した。高体連はトラック種目がメインになるので、練習は地元のトラック愛好会の練習に混ぜてもらったりして走っている。
「私の高校では、部活として自転車部がある訳じゃないので、練習は基本的に1人になってしまうんです。ロード練習は地元チームの練習に混ぜてもらう事もあるけど、予定が合わない事が多いので、練習場所を教えてもらって質の高い練習をするように心掛けてます」
昨年夏には、ジュニア女子選手を対象とした「ガールズサマーキャンプ」に参加。静岡県修善寺にある日本サイクルスポーツセンターの「ベロドローム(屋内トラック競技場)」で走り込んだ。
「初めてベロドロームで走ったんですけど、バンクの上から落ちちゃったんです・・・。ケガは大したこと無く済んだんですけど、そのおかげでトラックに慣れたし、走り方を理解出来たので、有意義なキャンプでした」