教え子にサインはあげません(笑)
そんな町田に、今年の目標を聞いてみると、「まず、教師の仕事をしっかりやれるようになりたい」と即答する。
「仕事がちゃんと出来ないと、競技もちゃんと出来ないから」
週末は陸上部の顧問として練習や大会の引率、日曜日は授業の準備・・・2013年は時間的にも気持ち的にも余裕が無かったという町田。選手としての活動は控えめになってしまったが、ずっと見据えている目標がある。
今年2月の高石杯、新加入の高橋由圭を従えて走る。レース後「頼もしい後輩が入ってくれた」と語った。
「全日本選手権で結果を出したいです。ロードの方をメインに考えているけど、タイムトライアルを狙ってみようかなとも思ってます。これは今年に限らず、今後の目標ですね」
そして、もっと自転車競技をやる女子が増えて欲しいとも思っている。
「やろうと思っている女子は多いと思うけど、男子メインのチームじゃぁ・・・って尻込みする人もいると思うんです。だから、RGJのような女子だけのチームの存在って必要だと思います。自分がそうだったから。やろうと思った人にチャンスを提供出来る存在として、チームも、私もやっていけるようにしたいです」
ところで、最近教え子に、町田が選手をやっている事が知られてきたそうだ。
「サインをねだられるんです。『あげないよ』って言うんですけど」
と言って、いたずらっ子のような笑顔を見せた。
(おわり)
インタビュー日時:2014年2月2日