2013年 大分
新城幸也、全日本初優勝の地で２度目の栄冠
この年の世界選手権を想定したと言う大分のコースは、登りと下りしか無いハードな設定。濃霧と雨という最悪のコンディションも相まって、チームプレーは崩壊。個人対個人の力勝負での決着となった。
レース序盤に形成された逃げグループに、前年覇者の土井雪広（チームUKYO）、新城幸也（ユーロップカー）が乗る。後半になるとこの２人が抜け出して周回を重ねる。しかし体調を崩していたという土井が遅れると、残りは新城のひとり旅。結局、新城が最後まで独走のままフィニッシュ。奇しくも、２００７年、全日本初優勝した地・大分で、２度目の全日本チャンピオンジャージに袖を通した。
「大分と悪天候には縁がありますね」と言って表彰会場を沸かせた新城は、直後のツール･ド･フランスのメンバーに選ばれた。そして、全日本チャンピオンジャージを着てシャンゼリゼに凱旋を果たした。
全日本選手権 男子エリート
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