2007年 大分
歴史の始まり・・・新城幸也、全日本初制覇
濃霧と言うより雲の中と表現したくなる視界の悪さ、吹き荒れる風。あまりの悪条件にコース変更、レース距離短縮という前代未聞の事態となったこの年の全日本選手権は、シマノと梅丹本舗の2チームを中心に展開した。
レース終盤、逃げていた土井雪広(シマノ)と福島晋一(梅丹本舗)が吸収された直後、新城幸也がカウンターアタックを決める。シマノが中心となって追走グ ループを形成するが、梅丹本舗が送り込んだ宮澤崇史と中島康晴が追走の足並みを乱しにかかる。差はみるみる開き、新城は独走のままフィニッシュした。
この1ヶ月前、ツアー・オブ・ジャパンの東京ステージで、エリートのレース初勝利を挙げたネオプロの2勝目が全日本選手権。今思えば、これが始まりだった。
全日本選手権 男子エリート
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