チーム理念:Team mission 2009年〜2016年

※ロンドン五輪の女子ロードレース日本代表出場枠については、こちらからご覧ください。
わが国では現在、自転車が広く普及しており、多くの国民が自転車を保有し日常的に利用しています。さらに、昨今の環境への配慮や、健康への関心の高まりにより、身近にある自転車の利用目的が、買い物や短距離通勤だけでなく、長距離の通勤やサイクリング、自転車競技等のイベントへの参加など多岐に亘るようになってきました。
自転車競技については、日本生まれの「ケイリン」というオリンピック種目も生まれています。しかしながら、国内において女子の自転車競技はマイナースポーツであり、特にロードレースにおいては海外での参戦経験などが重要となりますが、トラック競技に比べて経験値を向上させることが非常に困難な状況となっております。そのような現状におきましても、多くの海外レースに参戦し、好成績を収める日本女性選手もいることから、海外選手に劣ることなく選手としての経験の場が形成されれば、ワールドカップやオリンピックでも好成績を得ることができると考えております。
上記のような世界的なレース参戦には、国際自転車競技連合(以下UCI)が認可した「UCI公認女子ロードチーム」の存在が重要です。日本では、男子についてはUCI公認ロードチームがいくつかありますが、女子については日本に未だ存在せず、世界で活躍する女子選手が日本をベースとしたチームへの所属を希望したとしても、叶わないのが実情です。 
 
Ready Go JAPAN:プロジェクトロゴ
 
サイクルビーナス:PR用ロゴ
私たちは、このような現状を踏まえ、日本初の女子自転車選手を集めた「UCI公認女子ロードレースチーム」の設立推進をおこない、所属選手の活躍や後進育成を計画的に進め、スポーツ振興に貢献したいと思います。 そして、この「UCI公認女子ロードレースチーム」設立を実現するためにも、現在国内では開催されていない「UCI公認女子国際ロードレース」の開催実現、そして、その開催実現の前提として必須となる「日本国内の女子自転車選手人口の増加」のため、自転車教室や講座などの普及活動も活発におこなっていきます。
このチーム設立運営を「Ready Go JAPAN(レディー・ゴー・ジャパン)プロジェクト」として2009年よりスタートいたしました。さらに、チーム所属の選手やチーム運営を支援するNPO法人協力者による自転車の安全な使い方、安全な操作方法の指導、および海外遠征等の経験など自転車競技を通じたグローバルな視点での広報活動、及び「サイクルビーナス」をコンセプトにし「女性の観点を通したスポーツ自転車普及」を実施します。そして何よりも健全な自転車活用の推進をおこないます。 
これらの活動により、スポーツの新たな選択肢として自転車に取り組む機会を増やし、一方では安全で便利な乗り物として、自転車を普及する活動をおこなうことで、日本国民の健康維持と環境への安全な取り組みに寄与いたします。 

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