RGJチーム事務局です。先日の8月9日(日)、千葉県成田市の下総フレンドリーパークにおいて第1回目の開催となる「Ready Go
JAPANトロフィーウイメンロードレース2015」がおこなわれました。
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当日は連日の猛暑が若干和らいだ朝から晴天のもと、女子2レースに約30名、男子マスターズレースに約40名の選手が参加し、大会を盛り上げる走りを魅せてくれました。特に今大会は「女子」をメインにし、さらに日本では初めての賞金付女子ロードレース。このレースの模様をRGJチームオフィシャルカメラマンでもある加藤 智カメラマンの写真とともにレポートします。
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<レースレポート>
朝11時より受付を開始、12時に本日の第1レースとなる「ウイメンロードレースW-2」がスタートした。コースは下総フレンドリーパークのサイクリングロードを占有した1周約1.5km。左回りで途中にはコーナーや5%ほどの登りや下り箇所が入るコースをW-2では8周回でレースをおこなった。
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ローリングスタートを経て、リアルスタート序盤から集団を抜け出す鳥山 訓世(リンクス)は最後まで積極的な走り。単独で逃げる鳥山を追走するメイン集団から阿部 真由子や中村 友紀子、植本さくらが何度も鳥山を捕まえつつも、鳥山を集団に引き戻せないまま再び集団に戻るを繰り返す。中盤を過ぎると逃げ続ける鳥山と追走する集団とのタイム差が約30秒に広がり、そのまま単独で逃げを成功させてW-2レースの優勝を決め、W-2賞金・2万円を獲得した。2位争いは集団スプリントとなり阿部が2位、中村が3位となった。
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※女子W-2で優勝を決めた鳥山 訓世(リンクス)は、優勝賞金2万円を獲得
続いて男性で40歳以上が参加できる「男子マスターズ」のレースがスタート、こちらは12周回で戦われた。女子レースと同じくローリングでスタートした選手たちは、リアルスタートの合図と同時に一気にスピードをあげて、篠崎 一夫(NUMAZU
PLUS TOCHIGI)を先頭に集団は長く伸びる状況に。その後は周回ごとに、児玉 敬介(FELT-mistral)や堀江 亮(TEAM
DREAMER)、橋本 竜馬などが次々とアタックをかけるも決定的な動きにならず拮抗状態に。
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残り2周回で松井 敏文(NUMAZU PLUS
TOCHIGI)が飛び出し、後続の集団に約4秒のタイム差をつけて優勝を果たした。2位には根本 正和(オンザロード)、3位が小林 貴大(AQULS内房長柄塾)となった。なお、このマスターズでは年代別表彰もあり、50歳代の部では荏原 浩明(ペイスターズ)、60歳代の部は地元・千葉県在住の中村 勇次郎(BLANCHE)が、それぞれ優勝した。
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※男子マスターズ、優勝を決めた松井 敏文(NUMAZU PLUS TOCHIGI)
そして男子マスターズレースの後には、今大会のトリとなるメインレース「ウイメンロードレースW-1」。コースを20周回で競う今レースには、先日のJBCF湾岸クリテリウムで優勝し、このところ多くのレースで好成績を重ねている樫木 祥子(駒澤大学自転車部)や、同じく湾岸クリテで3位入賞を果たしている古田 佳美(竹芝サイクルレーシング)、そして地元の千葉県成田市を本拠地とする、今大会の主催でもあるReady
Go JAPAN女子自転車レースチームから小沼 美由紀、伊藤 千紘、高橋 由圭、高橋 吹歌、須藤むつみがエントリー、熱い戦いが予想できた。
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ちょうど一番、気温の上がる時間帯となる午後1時をまわったころ、レースがスタート。ローリングでスタートしたレースは、コースを半周回を経たあたりからリアルスタートの合図、その直後から集団をホストチームであるReady
Go JAPANの選手たちがコントロール。
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4周回目から須藤(Ready Go
JAPAN)がアタックを開始し、しばらく単独で逃げるが追走集団に吸収される。そのあとも何度かアタックをかける選手がいるものの決定的な逃げは発生しないが、一方で集団のスピードはどんどん上がっていき、集団から脱落する選手がレース中盤から発生し残り8周回となった時点で先頭集団は8名に絞られた。この8名は、有力選手の樫木や古田、RGJの須藤、小沼に三谷 典子、當銘 幸貴(オンザロード)、本間 香名子(bcast
storm)、そしてレースと同時におこなわれたReady Go JAPAN加入テスト「トライアウト」に受験の吉岡 梨紗(学習院大学)。
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このままスピードは下がらず周回を重ね、残り3周の時点では本間、當銘、吉岡が先頭集団から脱落し、5名にまで絞り込まれた。そしてゴールは、この5名のスプリントに持ち込まれた。最初に小沼が先頭を引き続け、そのあとをチームメイトの須藤があわせるも、一歩早く樫木と古田が反応、それと追う形で三谷が続き、優勝賞金の10万円は古田が獲得、2位賞金の5万円は樫木、3位賞金の3万円は三谷となった。
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※スプリントで優勝を決めた古田 佳美(竹芝サイクルレーシング)
レース終了後の表彰式では、大会協賛各社から提供された豪華副賞が入賞対象選手に手渡され、女子レース賞金パネルの授与には一層、会場が盛り上がった。
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※男子マスターズ総合の表彰
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※女子W-2の表彰
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※女子W-1の表彰
主催したReady Go
JAPAN女子自転車レースチームの代表兼選手である須藤むつみは「今大会は『成田から世界へ!』をキャッチコピーにして、地元の千葉県成田市のアピールをおこないながら、女子レースをメインとし、さらに日本国内でも珍しい男子マスターズのレース開催しました。レースは全て、周回遅れでの足切りはなく、先頭がゴールするまではレース走行が出来、周回遅れにも順位が付くようにしたのも大きな特徴なので、女子トップレーサーが賞金を狙うレースとしてのW-1、一方でしっかりと最後まで完走を目指す女子W-2とカテゴリーを分けることとしました。来年も同時期・同会場にレース開催を目指しておりますので、もっと多くの女子選手、男子マスターズ選手に参加いただき、ご意見をいただいた途中ポイント賞の設定やカテゴリーとレース内容を充実させたいと思います。」とコメントした。
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表彰式終了後、女子参加選手を中心に記念撮影!皆様、お疲れ様でした!!
※レポートは以上です
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今レースの公式レース結果は下記に掲載しました(PDFファイル)。
http://www.jbrain.or.jp/rgj/2015rgj-race/2015rgj_race_result.pdf
今レースは女子ロードレースランキング「風の女神ランキング2015」の対象大会です。
月間の途中ランキング結果などは下記からご覧ください!
http://readygojapan.cocolog-nifty.com/blog/cat23849816/index.html
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*Ready Go JAPAN
トロフィー・ウイメンロードレース2015
(兼:男子マスターズロードレース)大会概要
開催日:2015年8月9日(日)
開催地:千葉県成田市:下総フレンドリーパーク・サイクリングコース(1周=1.5km)
主催:Ready Go
JAPAN
女子自転車レースチーム
後援:NPO法人サイクリスト国際交流協会、成田市、成田市教育委員会、成田ケーブルテレビ株式会社
協賛(順不同・敬称略):
株式会社アミックグループ 、三和エナジー株式会社、武田レッグウェアー株式会社、米屋株式会社、株式会社 秋葉牧場(成田ゆめ牧場)、株式会社フィットネスハウス(成田の命泉・大和の湯)、コーワ株式会社
*当日出展ブースです。ご出展いただきありがとうございます!!
・株式会社アミックグループ
(アスリートX)
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※こちらにアミックグループ様のレポートを寄稿いただきましたので、ご紹介いたします(PDFファイルです)。
http://www.athletex.jp/library/5450b03b0cbd9d432b00140c/55c95bafbcac2f7650000616.pdf
・コーワ株式会社(BTB輪行箱)
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※詳細な大会要項はこちらからご覧いただけます。
http://www.jbrain.or.jp/rgj/2015rgj-trophy_tryout.html