高校選抜大会でも、 RGJ所属選手が活躍

*平成二十年度 全国高等学校選抜自転車競技大会の結果報告

・まず「高校選抜大会」とは?

高校生のうち、自転車レース活動をしている選手には二つのパターンがある。
一つは通っている高校に自転車部があり 、さらにその部が高体連(全国高等
学校体育連盟・自転車競技専門部)に所属していて、その部に所属する方法
。 もう一つは通っている高校に自転車部がない、もしくは高体連に所属しない
自 転車部であるというパターンである。

RGJ女子チームには3名の高校生選手が所属しており、そのうち武田 和佳は
埼玉県立川越工業高校、 下久保 初菜は京都府立北桑田高校という、それ
ぞれ高体連所属の自転車部にも所属、練習などをしている。 (福本 千佳は、
私立履正社高校という自転車部のない高校に通っているため、RGJ提携クラブ
チームであるクラブシルベストで普段の練習管理などをお願いしている)

この高体連の所属自転車部に所属する高校生選手は、大きな二つの大会を
特に目標にしながら練習をしている。 一つは「全国高等学校総合体育大会」、
もう一つは「全国高等学校選抜自転車競技大会」であり、今回記事として 取り
上げている「高校選抜大会」は後者である。

今年は3月22日から24日の4日間に渡り北九州市で おこなわれ、RGJチーム
の武田・下久保両選手が各高校自転車部所属として出場したのである。 なお
、「高校総体」と通称される全国高等学校総合体育大会には自転車競技に女
子の出場種目がない。 一方、この高校選抜大会では、平成3年度大会より女
子のロードレース競技を開催、平成8年からはトラック競技 にも女子出場種目
を設定するようになった。


今年3月の西日本チャレンジロードレースで元気な走りを 見せた
RGJ下久保 初菜選手(前から2番目のピンクウェア)

・今年の高校選抜大会は?

<3月22日(日):ロードレース>
開催場所:グリーンパーク(北九州市若松区竹並バイパス)
レース距離:7km×5周+6km=41km

日本の南側に位置する北九州市。しかし3月の後半でもまだ肌寒いようで、
レポートを度々送ってくれた RGJ下久保(高体連・北桑田高校)は「初日22日の
ロードレースは雨が降っていて寒かった」という。 しかも男子・女子ともに朝八時
からという早朝スタートであったが、RGJ所属の2名は積極的にレース展開に絡
んだようだ。ただ、雨のため滑りやすいコースだったようで、男子ではゴール500m
手前で集団落車が あった模様。さらに、女子でも落車があり、RGJ武田(高体連・
川越工業高校)も巻き込まれたようだ。 一方で、下久保はスタート時のパレード
走行時から最前方に陣取り、トップから約2分30秒差の3位で ゴールを果たした。
武田も落車のダメージを追いながらも9位でゴールをした。

<3月23日(月)・24日(火):トラックレース>
開催場所:北九州メディアドーム

ロードレースの翌日に開催されたトラックレース。女子のトラック出場種目は6km
スクラッチ、2km個人追抜き、 500mタイムトライアルの3つ。そのうち、月曜日に
スクラッチと個人追抜きの予選がおこなわれた。 そして翌火曜日にそれぞれの
決勝戦がおこなわれ、下久保が見事、6kmスクラッチで2位に入った。

下久保はレポートで「500mタイムトライアルは13位と、まったく歯が立たなかった
のですが、スクラッチで 奇跡的に2位に入ることが出来ました。ロードレース3位
とともに、これもご声援いただいている皆様のおかげ でとれた成績だと思います。
しかし、一位の人とか違う競技を見て、まだまだ自分の力の無さが実感しました。
500(TT)では精神的な弱さが出たと思います。一番いい成績を出したかった500
で出せなかったのは 悔しいですが、また来年チャレンジしたいと思います。」と記
した。 さらに、学校別の総合成績で下久保の所属する北桑田高校が総合優勝し、
「学校が念願の総合優勝することができ 一年で総合優勝した瞬間を見れたことを
うれしく思います。」とも報告があった。 この大会後しばらく熱でダウンしていた
下久保だが、今は回復しているようなので、今後もぜひRGJの高校生 3名の活躍
にもご注目いただければ幸いである。


今年2月の東京都車連主催」ウインターロードレース」 でも
上位に入る活躍をしたRGJ武田 和佳選手。

その他、詳細な大会公式情報などは、
(財)全国高等学校体育連盟自転車競技専門部のホームページでどうぞ。
http://www.hs-cycling.com/index.html

3月15日(日)開催
「第14回西日本チャレンジサイクルロードレース大会」レポート

開催地:広島県三原市中央森林公園

・3位入賞を果たしたRGJ福本千佳選手のレポート

スタート直後、西さんがかなりのスピードを上げた状態で下り坂に進入。 後半に
3つ の急な登り坂があり、3つめの坂で西さんがダッシュをかけにげました。 そ
れを高校生の岩田さんと星川さんと私の3人で追いかけましたが、 長い下り坂
に入り距離は少しづつひらきながら下りきり、 私達3人は後続集団に吸収され、
まもなく西さんにも追いついて1周目終了。 2周目に入るとしばらくはまた1つの
集団で走り、 2つめ(1つめかも)の急な坂で、シルベストの堀さんが逃げました
が、 西さんも追わなかったし、ゴールから距離が遠いのを考えて、 逃げは決ま
らないと思い、追いませんでした。 堀さんは少ししてつかまり、3つ目の急な坂
で西さんが逃げたので、 また星川さんと私の2人で追いましたが、西さんには
届かず。 長い下りが終わり、ゴール前の登りが始まる(下の駐車場の終わり)
辺りで、 私達2人は、後続の集団に追い着かれてしまいました。

ゴール手前の激坂から全員(西さん以外)でスプリントがはじまり、 かなり長い
距離をもがきました。 激坂からゴール前まで、集団の先頭付近にずっといたの
でゴール前でさされない様に 最後までがんばりました。

レースの感想としては、逃げる時は、突然後ろのほうからダッシュするのが一
番だと思いました。高校生がたくさんエントリーされていましたが、高校生には
負けなく て良かったです。

最後に、いつもご声援ありがとうございます。


西日本チャレンジレース表彰式の模様
左より2位・藤井 絵理(bicinoko.com)、
優勝・ 西 加南子(TeamFocusOutdoorproducts)、
3位・RGJ福本 千佳
撮影:福本ママ特派員、RGJチーム事務局  記事:須藤むつみ  レースレポート(舞洲クリテ):福本 千佳

では、次のページで自転車関連イベントでも活躍するRGJ選手の様子を!

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